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イベント2025.01.24

軽音楽フェス「HAMAMATSU U18 ROCK FESTIVAL 殿様-tone on summer-」

浜松市在住・在学の高校生が出演し、音楽のあふれるまちづくりの推進につなげる軽音楽祭イベント「HAMAMATSU U18 ROCK FESTIVAL 殿様-tone on  summer-」(市音楽創造都市推進会議主催、市共催)。

2024年9月、旧元城小跡地の葵広場での初開催を目指し、高校生たちが準備を進めてきました。しかし、あいにくの悪天候の予報により、予定日の翌日に市内のライブハウスで代替イベントを開催することになりました。

 

そんな状況で迎えた当日。高校生が「殿様」中止の悔しさを吹き飛ばすようなエネルギッシュなパフォーマンスを繰り広げ、会場のライブハウスはオーディエンスを巻き込んで熱気に包まれました。出演したのは12組のバンドと個人。昼過ぎから夜まで長時間にわたって演奏・歌唱が続き、高校生らしい若さあふれるステージの数々で盛り上がりを見せました。

 

会場を埋めた聴衆の楽しげな姿、自分たちの音を届けようと懸命に音楽に向き合う出演者の姿がそこにはありました。学校の垣根を越え、音楽を通じて同世代が一つの場に集ったイベントは、日頃の練習の成果を人前で披露する貴重な経験となり、それぞれの青春の一ページに刻まれたことでしょう。

▲ライブハウスでの演奏風景

 

「殿様」の開催に向けては各校の高校生が5月から企画運営会議に臨み、より良いイベントの創出のために検討を重ねてきました。実行委員会には11校(オイスカ浜松国際、クラーク記念国際、聖隷クリストファー、第一学院、浜松開誠館、浜松学芸、浜松北、浜松工業、浜松修学舎、浜松城北工業、浜松聖星)のメンバーが関わりました。音響やデザイン、広報など各校が役割を分担し、責任を持ってそれぞれの活動を進めてきました。

▲実行委員会による企画運営会議

 

開催を前に実行委のメンバーは「浜松は音楽のまちとして有名だが、軽音楽主体のイベントは少ない」「今後、第2回、第3回とつなげていくことができるように盛り上げたい」などと語っていました。残念ながら思い描いていたような屋外開催の実現はなりませんでしたが、若い世代が関わる音楽イベントの第一歩として、今後の道しるべとなるはずです。

 

「殿様」の目的の一つは、高校生が主体の音楽イベントの開催を通じて若い世代の人材育成につなげること。「音楽のまち」としてさらに存在感を高めていくためには、次代を担う若い年代の継続的な関わりが求められます。地域の活力創出のためにも、若年層の力が必要です。浜松市が歴史的に培ってきた音楽に関わる文化の継承・発展に向け、若者と音楽が関連した取り組みの推進が期待されます。(了)

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