イベント2022.02.10
サウンドデザインフェスティバルin浜松2021
浜松市ではサウンドデザインをキーワードとして、音の多様性と創造性の新たな可能性を求める活動を推進してきました。これまでの実績として、2016年の「サウンドデザインシンポジウム」、「サウンドデザインフェスティバルin浜松2017」、「サウンドデザインファクトリー in 浜松2019」を開催してきました。
この度、サウンドデザインを推進してきた活動の集大成として、2021年12月11日、12日に「サウンドデザインフェスティバルin浜松2021」が開催されました。2日間で4,000人を超す来場者、YouTubeで公開したライブ映像は33,000回を超す再生がありました。コロナ禍によりこれまでの生活が見直されるなかで、「音と創るコミュニケーションのカタチ」のテーマの下、誰もが音創りを楽しめる場の創出、リアルとリモートの共存、距離や空間を越えた創造的な音との出会い、創造的人材の発掘・育成・交流につながることを目指して、様々な角度から音の可能性を感じることができるイベントとなりました。このイベントは、ステージイベント、ワークショップ、トークショー、展示から成り、市内外のクリエーターらの協力により開催されました。
展示エリアの様子
「音と創るコミュニケーションのカタチ」のイベントテーマをイメージして、糸電話で展示エリア内を繋ぐものとしています。展示は16ブースあり、来場者は楽器などの作品に触れていました。
ステージイベントの様子
7組の出演者がステージでの演奏やトークを披露しました。
ワークショップの様子
合計で38回のワークショップが行われました。家族連れなど参加者は段ボールギターなどを作って楽しみました。
ステージイベントとワークショップは、コロナ対策として事前予約制とし、また一部オンラインで配信もしました。また、一部の映像をYouTubeにアーカイブとして残していますので、こちらからご覧いただけます。
https://www.youtube.com/channel/UCImGAHloZO4AC0U9RhVYNhg
https://www.youtube.com/watch?v=28zQCp8CiLM
このイベントの一環として、世界的デザイナー集団である「ペンタグラム」に、唯一日本人で所属するサウンドデザイナーのスズキユウリ氏に協力いただき、オンラインコンテンツ(Global Sequencer)を制作しました。このコンテンツはインターネットブラウザがあればオンラインを通して無料で使用できます。使い方は、投稿モードとシーケンサーモードの大きく2つに分かれます。
①投稿モード:自分で録音した音を投稿する
②シーケンサーモード:誰かが投稿した音が組み合わされて、その時だけの音が創られる
①の投稿モードでは、誰でも短い音を投稿でき、皆さんが投稿したそれらの音がシステム内に蓄積されます。②のシーケンサーモードでは、蓄積された音の中から無作為に音が組み合わされることで、その時だけの音組み合わせが誕生し、音の繋がりを感じることができます。
と、このように言葉で説明しても分かりにくいと思いますので、一度お試しいただくことをお勧めいたします。
Global Sequencerのリンクはこちらから。
なお、Global Sequencerには世界中から多くの音の投稿をいただきました。1月31日時点で、64カ国・地域から1400を超す音の投稿がありました。ぜひ皆さまからの音の投稿もお待ちしております。